Captain Chair (Smorker’s bow Chair)
ヴィクトリアン後期に作られたキャプテンチェアです。(スモーカーズボウとも言います。)
ウィンザーチェアの仲間で、ローバックチェアのカテゴリー中
最も人気を得た椅子はシンプルな造りながらも頑丈で座り心地が良い為、
公共施設や図書館、レストラン、パブなど多岐にわたり使用されていました。
座面の奥行きが広く肘掛けが程よい高さなのでので深く腰掛けてゆったりと座ることができ、
長時間座っていてもリラックスできる快適な座り心地です。
100年以上の時を経てそこそこなダメージを重ねていますが
日常お使いいただくに差し支えないレベルまでメンテナンスいたします。
奥深い艶をまとった貫禄ある佇まいと普遍的なデザインはいつまでもそばに置いておきたくなるチェアです。
右アーム
右アームの亀裂は指定がなければパテか樹脂で埋めます。
座面全体
座面左前部分にイギリスでの補修跡があります。 修復の際、強度を保てているようであれば敢えて修復せず、このままにします。
イギリスでの修復部分は出来るだけ目立たないように仕上げます。