Fire Screen with Needle point tapestry
ヴィクトリアン中期に作られたファイヤースクリーンです。
ファイヤースクリーンは暖炉の火の粉やすきま風を遮るために生まれた家具です。時代が進むにつれてその機能性は徐々になくなり、お部屋の空間を魅力的に飾るためのインテリアとして、装飾性に特化していきました。
こちらはフレームはトップからボトムに至るまで丁寧な彫刻が施され、花鳥をモチーフとしたニードルポイントのタペストリーが華やかで絵画のようです。
インテリア家具としてお部屋を一気に華やかに演出してくれます。
スクリーン全体のサイズ:W50×H65cm
タペストリーサイズ:W43×H56cm
頭頂部のリボンに亀裂の修復箇所があります
背面
こちらのファイヤースクリーンはフレームの高さ変更はできません。
安定感のあるトリポッド(三本脚)は気品ある佇まいです。
脚元はカブリオーレレッグ。膝部分にはアカンサスの彫刻でエレガントに。
過去に浸食されたと思われる虫食い跡がありますが、現在虫はいません。念のため消毒するのでこれ以上の浸食の心配はございません。